【本日のニュース】『金融リテラシー』について
こんにちは、Tommyです。
本日は『金融リテラシー』について、お伝えします。
- 金融リテラシー×心理面??
- SNSを通じたマネー情報について
- お金の知識をサクッと理解する本
- 金融リテラシー向上のハードルは『自信過剰?!』
- 元い、金融リテラシーとは・・・
- ファイナンシャル・セラピーについて
- 最後に
金融リテラシー×心理面??
9月14日(木)の日経新聞朝刊でこんな記事がありました。
金融リテラシー、心理面に注目を 上原千華子氏: 日本経済新聞
有料版記事かとは思いますが、興味のある方はぜひ読んでみてください。
日経新聞は毎日読んでいますが、この『経済教室』のコラム、結構おもしろい、というか文章量も多くないですし、割と読みやすい論調で書かれていることが多いので、よく読んでいます。
タイトルにある通り、『心理面に注目を』とのことですが、記事を要約すると、
お金の勉強は必要と知りながら先送りしている人が多く理由は、3点。
- 金融が苦手で理解できない
- 投資の失敗談を聞いて怖い
- 誰に相談すればよいか分からない
SNSで多くのインフルエンサーが、資産形成に関する情報発信が増えたことで、
- SNSの情報を鵜吞みにする
- 資産形成の目的が不明確
- なぜ、この銘柄に投資しているか理由を話せない
等々の問題点を指摘しており
- NISAの口座開設数は増加しているが、金融リテラシー正答率は55.7%とほぼ横ばいの状況となっている
と、更に
- 30歳未満は、正答率が最も低いのに自己評価が客観的評価を大幅に上回り自信過剰傾向が強い
とありました。
これを見て、私として感じた部分は、
昨今TVのニュースからSNS含め様々な媒体を通じて金融・株・投資信託の内容が増えたことが一つの要因にはなっていると思います。
SNSを通じたマネー情報について
特にSNS。
TwitterやInstagramを見ると、NISAや米国株に関する情報発信をしている方が物凄く増えたかと思います。私自身も、その分野に興味がある分、ザッピングして探しているので多くの情報発信者を見つけることが多いですが、それでもここ数年で増えたことは間違いないでしょう。
金融リテラシーの面から、情報をいかにきちんと理解し収集するか、という点は、資産形成をする上でも、家計の管理をする上でも最も土台となる知識になるかと思います。
きちんとした情報を掴んでいきたいですね。
お金の知識をサクッと理解する本
でも、投資や株、NISAなど、初めての方はとてもとっつきにくい分野かと思います。
そんな方は、『まずはSNSで情報を取得!!』ではなく、
体系的な本を1~2冊読んでみることをオススメします。私も数多く金融・お金に関する本を読んできましたが、体系的かつ簡単にサクッと読める本を下記にてご紹介します。
正直定番中の定番です。笑
この3冊を読めば、ある一定の金融、特に日常的に必要なお金にまつわる知識はつくと思います。3冊とも、イラスト&カラー(3は、あまりカラーはないですが)で網羅的かつ体系的に、カンタンに書かれているので、『まずは!!』という方は、ぜひポチっと購入してみてください。
金融リテラシー向上のハードルは『自信過剰?!』
日経新聞の記事から話は飛びましたが、
金融リテラシーに関して、
『自信過剰が問題点だ』
とありましたが、記事を書かれた上原さんによると、
『金融知識さえあれば、良いと思えるが、邪魔をしているのは感情バイアスだ』
とのことです。
なんか、わかりますよね。笑
最近、金融リテラシーが高まった説の方は要注意ですね。
自分で『わかった気に』なっている可能性もありますよね。
本質質的に、資産形成の目的を自分自身できちんと考えられている方と、目の前の情報に飛びつき、とりあえずインフルエンサーが言っている通りにやってしまう方。
最近は、米国株はじめS&P500インデックス指数の調子も好調ですので、ここ数年で投資を始めた方は、特に暴落を経験していないので、『良い面のみ』しか経験していないと思います。
という、私も投資経験はそこまで長くないので、リーマンショックのような大暴落は経験していません。約2年前のコロナショックも暴落??はしましたが、あれよあれよと復活しましたもんね。
正しい、情報を正しく理解することは重要ですが、
自分なりの金融・資産に関する『意見』『考え方』を持つことの方が重要かと思います。
どんな考え方にも一理あることがほとんどですし、他人の意見を否定する必要もなく、
皆それぞれが感じること、生活の中で必要と感じるお金の知識を身に着けてほしいな、と思います。
元い、金融リテラシーとは・・・
と、ここまで書いていますが、そもそも
『金融リテラシーってなんやねん、具体的には???』
と思いますよね、私も思いました。幅広すぎねぇか、と。笑
資産形成から、日々の家計管理、はたまた投資信託・株、更には債券や不動産も。
広いな~~~、FPの試験のようですわ。笑
『金融リテラシーとは「金融や経済に関する知識や判断力」のことで、私たちが社会の中で安定した生活を送るためには、お金に関する正しい知識や適切な判断力を持つことが不可欠です。』
わかりやすいですね、けど若干曖昧ですよね。
そう、曖昧だから幅広くカバーできるのだと思います。
でも、先ほど紹介した本3冊を読めば最低限の金融・お金の知識はつくと思います。
中学校1年生の夏休みの宿題でだして、2学期の1~2限目でディベートした方が、良いレベルの本だと思っています。笑
ファイナンシャル・セラピーについて
記事を書いている、上原さんは米国の事例から、
『ファイナンシャル・セラピー』の応用を提案しています。
私もこの言葉を初めて知りましたが、ファイナンシャル・プランニングに心理的な側面を取り入れたサービスとのことです。
FP先進国であるアメリカでは、割と一般的のようですね。何個か記事がありましたのでつけておきます。
コロナ禍で需要が急増「ファイナンシャル・セラピー」とは? | お金に関する悩みに、心理療法を組み合わせてアドバイス | クーリエ・ジャポン
日本では、
『あ~あれね』
とはならないようなサービスですよね。
これから、発展していく分野なのでしょう。
確かに、資産形成にしても、貯金にしても稼ぎが物凄く多い場合を除き、毎月の給料の中で『やりくり』をしていくためには、心理的なストレスって少なからずありますよね。
『今月は厳しい~』
だとか、
『12月はボーナスだから使っちゃえ~』
とか、
『ストレスたまったから、飲んでないとやってられへん』
とか、お金の利用場面とメンタルって密接にかかわっていますよね。
知識をつけることは、大前提で必要だけれども、心理的な成熟なくしては、それらの知識も持ち腐れになってしまいます。
勉強でもなんでもそうですが、アウトプットの方がインプットよりも数倍大事ですからね。
日本国内では、FPの人数は、約19万人ほどと言われています。
※CFP/AFPの合計人数です。
この中で、『心理学』を学んでいる方はどのくらいいるのでしょうか?
あまりいなそうですよね。笑
体感的にですが、私は体育学部を卒業したのですが、体育会系から生命保険会社や損害保険会社、銀行員になる方々は割と多いので、この19万人の中に『体育を学んだ』方は結構いると思っているのですが、『心理学』はニッチかもしれませんね。
『FP×心理学=需要アリ?!』
って感じですね。笑
最後に
今後、記事を書かれた上原さんが言うように、金融リテラシーの向上のカギは、知識の向上のみならず、お金の使い方や考え方を、専門的にアドバイスをするだけでなく、国民の方の想いに寄り添いながら、アドバイスが出来るFPが求められるかもしれまん。
私自身は、新米FPとして友人・知人に対するアドバイスしかまだできていないですが、将来的には様々な方のお助けが出来れば良いな~と思っています。
今は、本業が忙しく!?そこまで注力が出来る状況ではないので、こうやってブログを通じて日々アウトプットしていけたら、と思っています。